白根隠山〜白檜岳

今日は、日光の白根山の奥(?)にある白根隠山と白檜岳を歩いてきた。

位置的には湯元から登るのが良さそうなのだが、湯元から白根山までのルートは昨年歩いたばかりということで、今回は3年ぶりとなる菅沼登山口を選択。空模様は生憎の曇りであり、紅葉見物の方はあまり期待できそうもないなあと思いながら、午前5時52分に駐車場を出発する。

“弥陀ヶ池0.9km”の標識(6時39分)を過ぎて6時57分に弥陀ヶ池に到着すると、ここで空っぽになってしまったGPSの電池を交換し、次第に強まってきた風除けのためにカッパの上だけを身に着けて再出発。今日は、白根隠山への最短コースということで、五色沼(7時13分)の先にある標識(7時20分)を水場の方行に向かって左に入る。

それなりに急な斜面の途中にある水場(7時26分)には確かに水が流れており、そこを過ぎてしばらく上り続けると、“五色沼”の標識(7時37分)が立っているところで尾根に出る。ここを右折すると、7時43分、いよいよ白錫尾根への入口である避難小屋方面との分岐に到着する。

分岐に立っている標識には白根隠山方面の表示はないが、枯れ枝が積まれた先でも踏み跡は依然として明瞭。ネット上で何度か見かけたことがある有名な掘っ立て小屋(7時48分)の先にはなかなか良い雰囲気の尾根道が続いており、天気が良ければ素晴らしい眺めが望めそうであるが、8時6分に着いた白根隠山(2,410m)の山頂からは、目の前にある筈の白根山さえ全く見ることができない。

次の岩っぽい小ピークは事前学習に従って少し手前から左に巻き、鞍部へと下っていく。その先の笹に覆われたルートは、笹の丈が低い分、昨年の黒檜岳より簡単であるが、隠れている倒木に脛をぶつけないよう慎重に進んだ。そろそろかなあと思った辺りで周囲を見回すが、これも事前学習のとおり山名板は見当たらず、錆付いたブリキの目印(8時29分)を証拠写真に収めて、白檜岳(2,394m)制覇ということにする。

ここからは、再び白根隠山(8時49分)を通って分岐(9時9分)まで戻り、今度はそこを左折して避難小屋(9時16分)〜白根山(9時54分)〜弥陀ヶ池(10時34分)と進み、11時33分に駐車場まで戻ってきた。実をいうと、今回の山歩きは白桧山の先にある錫ヶ岳への下見を兼ねていたのだが、このペースなら十分日帰りで行けそうであり、来年、天気の良さそうなときにでも挑戦してみようと思う。

ということで、9月以降、何とか2度目の北アルプスをと考えていたのだが、都合がつかないまま季節はすっかり秋めいてしまい、この分では年内の実施はちょっと難しそう。まあ、“山は逃げない”そうなので、2度目の北アルプスは来年回しにし、当分は近場の山を楽しみたいと思います。