仙人ヶ岳〜深高山〜石尊山

今日は、約1ヶ月ぶりの手頃なロングコース第四弾ということで、足利市にある仙人ヶ岳、深高山、石尊山という3つの低山を周回するコースを歩いてきた。

深高山と石尊山は以前からまとめて歩きたいと思っていた山なのだが、普通のコースだと帰路に県道を延々と歩かなければならないのがあまり面白くない。これを回避する良い方法は無いかと調べてみたところ、某サイトで仙人ヶ岳を経由する周回コースが紹介されていたのだが、このコースの場合、当初の目的であった深高山〜石尊山の区間より、白葉峠〜仙人ヶ岳の区間の方が明らかに大変そう。

そこで、先に白葉峠〜仙人ヶ岳の区間を歩いてしまおうということで、石尊山を下りたところにある石尊不動尊を出発地点にする計画を立てたが、何故か場所を勘違いしてその先にある春日神社まで車で行ってしまい、そこの広い路肩に車を止めて午前7時58分に出発する。

最初は県道をテクテク歩いて白葉峠のバス停(8時10分)まで行き、そこを左折して曲がりくねった林道に入る。この道はお隣の群馬県桐生市への近道として利用されているらしく、ちゃんと舗装もされているし道幅も広い。峠の部分(8時28分)はちょっとした広場になっており、事前情報のとおり北側のコンクリート側壁が途切れた箇所にロープがぶら下がっていたので、それを伝って山道に入る。

ここからは群馬県との県境尾根を上っていくことになるのだが、これも事前情報のとおり踏み跡はあまり明確とは言えない。しかし、何となくそれらしい雰囲気は分かるし、まあ、とにかく尾根筋を外れないように上っていけば大きな間違いは無いということで、8時38分に最初の小ピークに着くと、そこには高萩山というお手製の山名板が掛かっていた。

この先も似たような尾根歩きが続くが、左手にはいつもよりやや大きめに見える富士山を背景に桐生市の市街地が一望できる等、雰囲気は悪くない。一色展望台分岐(9時20分)の先からはルートもしっかりしてくるし、小ピークには鷹ノ巣沢(9時29分)や荒倉山(9時39分)といった名前が付けられていて、これがちょっとした励みにもなる。

前仙人ヶ岳への分岐(9時48分)を過ぎると、10時3分に仙人ヶ岳に到着するが、まだ全行程の1/3を消化したに過ぎない故、休まず次に進む。ここから猪子峠までは一昨年の春に歩いたことがあるので、何の問題も無く、熊ノ分岐(10時18分)〜561ピーク(10時26分)〜宗の岳(10時34分)〜犬帰り(10時47分)と歩いて、11時33分に猪子峠に着く。

この先は再び初体験のルートになるが、山道は明確であり、いたって快適なハイキングコース。山頂手前の急な上り斜面に大量の枯葉が堆積していてちょっと手こずったものの、猪子峠から30分足らずで深高山(506m。12時1分)に到着し、ちょうど団体さんが下山してくれたので、無人の山頂で南方の景色を眺めながら、ここで今日初めての休憩を取る。

次の石尊山までは緩やかなアップダウンが続いており、12時27分に山頂(486m)到着。その先の石尊神社(12時33分)付近は広場のようになっていたが、休憩はもう十分ということで休まずに先に進み、岩場の下り斜面を通過して13時1分に石尊不動尊まで下りてくる。人気の山ということで駐車スペースや県道の路肩は車で埋まっており、それを横目に見ながら、13時5分に車を止めておいた春日神社まで戻ってきた。

ということで、全体で5時間7分というのは予想していたより早かったが、帰宅してから確認した歩行距離も16.3kmとこれまでに歩いた手頃なロングコースの中では一番短かった。軽装備のときは出来れば20kmくらい歩きたいので、また、どこか適当なコースを探してみたいと思います。