奈良旅行(第1日目)

今年は平城京遷都から1300年目に当たるということで、夏休みの家族旅行の目的地は奈良に決定。折からの歴史ブームに便乗し、我が家としては珍しく、奈良の社寺や仏像を見て回ることにした。

初日の今日は、2つの新幹線(=東海道新幹線の車窓からは、静岡の実物大ガンダムも見ることが出来た。)と近鉄特急を乗り継ぎ、お昼を少々過ぎた頃に近鉄奈良駅に到着。タクシーで今回の旅行の宿泊先である奈良ホテルに向かい、荷物を預かってもらってから観光を開始する。

最初に向かったのは興福寺五重塔の前で記念写真を撮った後、東金堂から新しくなったばかりの国宝館へと進む。昨年の修学旅行では見られなかったという阿修羅像を娘に見せるのが今回の主要目的の一つだったのだが、平日ということもあって、阿修羅をはじめとする八部衆立像を快適な環境でじっくりと鑑賞することができ、大満足。十大弟子立像や天燈鬼・龍燈鬼立像もなかなか面白かった。

続いて、徒歩で東大寺に移動。南大門〜大仏殿と回った後、初めて戒壇院の四天王立像を見たのだが、これが評判どおりとても素晴らしい。続く正倉院は門が閉まっていて遠くからチラッとしか見られなかったが、坂道を上った先にある二月堂からは奈良市内を一望することが出来た。一方、最後の法華堂は、改修中ということで一部しか見られなかったのが残念。

ここまで(我が家としては?)かなり歩いたことを考慮し、東大寺からの帰りは人力車を利用することになったのだが、二人乗り(=料金は6,000円)ということで、乗るのは、当然、妻と娘。俺は一人で歩いて帰ってきたが、人力車の方は、途中、浮見堂に寄り道してきたとのことで、ホテルに着いたのは俺の方が早かった。

ということで、ホテルで一休みした後は、夕食がてら今日が初日の「なら燈花会」を見物するために再び外出。興福寺五重塔猿沢池越しに眺めた後、博物館会場で“一客一燈”に参加し、カップに入ったロウソクに火を灯させて頂いた。しかし、日が暮れてからも気温は一向に下がらず、早々にホテルへと引き返しました。