西平岳〜釈迦ヶ岳

今日は、高原山の最高峰である釈迦ヶ岳を西平岳経由で歩いてきた。

この山には、過去、大間々からと鶏頂山からの2度登ったことがあるのだが、いずれの場合にもあいにくの気象条件で山頂からの“360度の見晴らし”を楽しむことが出来なかった。そこで、今日は三度目の正直ということで、デコボコした林道の先にある駐車スペースに車を止め、午前5時49分に出発。

駐車スペースのすぐ先にある、“西平岳入口”という表示のある登山口(5時50分)を左に入るのだが、ここは尾根を上っていくコースのため、静かな樹林帯の中、最初からそれなりの上り坂が続いている。標高の記されたお手製の標識が設置されていたので、それを励みに、1200m(5時57分)〜1300m(6時5分)〜1400m(6時15分)〜1500m(6時24分)〜1600m(6時34分)というペースでダラダラと、しかし休まずに上っていく。

“西平岳”の表示のある場所(6時43分)を過ぎるとようやく傾斜がなだらかになり、間もなく西平岳の山頂(1712m。6時49分)に到着するが、その先からコースの印象は一変。北からの冷たい風をまともに受けるようになるため、持参したウインドブレーカーを慌てて身に付け、疎らになった樹木の間を次の中岳との鞍部に向かって下りていく。

7時7分に中岳(1726m)の山頂に着くが、その前後はルートがかなり荒れており、転ばないように慎重に歩いた。足元の岩と岩の間には大きな隙間がいくつも出来ており、残雪期の踏み抜きを考えたら、先日歩いた前袈裟から後袈裟の区間よりもずっと怖そうなところである。

中岳を過ぎると、コースは再びハイキング気分へと逆戻りし、気持ちのよい笹の中のルートをズンズン上っていく。帰路に使う分岐(7時25分)を過ぎ、7時28分に釈迦ヶ岳(1794.9m)に到着するが、残念ながら山頂はやっぱり雲の中。しばらく待っていると、南側だけが少し見通せるようになるが、白いものが混じった北風がとても冷たいので、この“約120度の見晴らし”で我慢して下山に取り掛かることにした。

釈迦ヶ岳林道への分岐(7時36分)を左折すると、釈迦ヶ岳の南側の斜面に入って北風の影響を受けなくなるため、ここでホッと一息。折角なので、持参した菓子パン等を頬張りながら緩やかな尾根道をのんびり歩いていくと、8時11分に塩谷写真サークル製の標識がある前山の山頂(1435m)に到着し、そのすぐ先にある分岐(8時12分)を林道終点方向へ下っていく。

途中、小さな涸沢(8時23分)を横切って樹林帯の中の斜面を下りていくと、8時36分に“釈迦ヶ岳登山口”の標識のある林道終点付近に出ることができ、そこから先は林道を歩いて、8時49分に駐車スペースまで戻ってきた。コース全体の印象は決して悪くないが、所要時間が3時間ちょうどというのは少々物足りなく、次は県民の森からミツモチ山経由で登ってみようと思う。

ということで、前回までの懸案であったログの誤表示問題については、電源を入れた後、GPSが現在地を正確に把握する前に歩き出してしまうことが原因と考えられたため、今回は、あらかじめ登山口付近にウェイポイントを登録しておき、それをディスプレイ上で確認してから歩き出すことにした。結果は上々であり、きれいなログを記録することが出来ました。