ローマ人の物語 迷走する帝国

カラカラからカリヌスまで、猫の目のようにころころ変わる皇帝たち。残念ながら、この時期の皇帝はいずれも皆小物ばかりで、俺には名前も知らないような方々ばかりだった。アウレリアヌスやプロブスみたいに結構頑張った皇帝もいるんだけど、それが何とも下らない理由で謀殺されてしまう。まあ、関羽が死んじゃった後の三国志みたいなもんで、内憂(キリスト教の台頭)外患(蛮族の侵入)に悩まされるこの時期のローマ帝国は、ちょっと気の毒で見ていられないね。

ということで、「ローマ人の物語」は残りあと3巻。イタリア出発までに1冊でも多く読んでおこうと、今日、仕事の帰りに本屋に寄ったんだけど、なんと「最後の努力」が売り切れで置いてない! あ〜あ、だから田舎の本屋は困るんだよね。